僕と済州島の物語

2002年に済州島でホームステイ、 2005年に済州島に留学、2013年に済州島で国際結婚、2015年に済州島で長男誕生。 そんな僕と済州島の物語です。

幼稚園から始めるテコンドー

 幼稚園児の息子君がテコンドーを始めたのは今から5か月前。年長さんになったばかりの4月でした。僕は習い事など一つもすることなく育ってきたので、妻から「テコンドー習わせたい」と言われたとき、「本当に必要かな?」と疑問に思っていましたが、今では通わせて正解だったなと思ってます。

 

生まれた時からビビりな息子

 幼稚園に入園する約1週間前の出来事。息子君と2人で電車を乗り継いで出かけました。約1時間かけて到着したのは大宮公園駅。天気も良いし、公園の芝生でお弁当でも食べながらゆっくりしようと張り切って駅の外に一歩を踏み出したその瞬間、少し強い風が吹きました。

「帰る!」

 息子君が急にぐずり始め僕の足にしがみつきながら駅の中に戻り始めようとします。そう、この息子君。風が怖いんです。思い返せばベビーカーに乗っていた頃も、風よけのためにいつもカバーをつけていました。

「今、着いたばかりだよ。風は怖くないから行こう」

 僕が無理やり息子の手を引くと今度は泣き始めました。思わずため息が漏れると、強い語調でこう言ってしまいました。

「来週から幼稚園なんだよ。それじゃみんなに笑われるよ! そんなに風が怖いなら幼稚園にも行けないしずっとおうちの中にいるしかないよ!」

 その後も息子の手を引いて公園に向かおうとしましたが、息子は泣きながら「帰る!」と言い張るばかり。僕もどうにか息子を向かわせようと感情的になってしまいました。周囲からの視線も気になり、無言のまま電車へ。電車の中で息子君は何事もなかったかのように、僕にいろいろ話しかけますが、僕はずっと目を閉じてました。不安と焦りともどかしさがの中で。はたして、こんな状態で幼稚園に行けるのか?

 

5歳にしてテコンドーの門をくぐる

 そして幼稚園に入園した息子君。それまでずっとオンマにべったりだったため、やはり最初は先生の側を離れなかったようです。連絡帳などを見ると自分から積極的にお友達のところへ遊びに行ったりすることはなく、お友達の遊んでる様子をニコニコしながら見守ってる様子でした。年少から年中にあがってもそれはなかなか変わらなかったようです。

 子育てについて常日頃から情報収集に余念がない妻によると、「この子には自信をつけさせることが必要」とのこと。そして「男の子は身体が強いと自信になる」と。そこで妻が提案してきたのがテコンドーを習わせること。

 たまたま家から歩いて行けるところにテコンドー教室があったんですが、そこで教えている先生が世界選手権の優勝経験者で、これまでGACKTなど著名人の指導経験もあるというテコンドーの第一人者の方でした。体験に行かせたところ、周りの生徒たちがカッコよく見えたのか、息子君も「やりたい」と言いました。

 

テコンドーに夢中になる息子

 僕にできないことを覚えて自慢したがる息子君。年中の秋から始めたピアノ同様に、新しいテコンドーの型を覚えると得意げに僕に見せたがります。僕も真似してやってみますが、何しろ素人なのでこっけいになってしまいます。それが息子にとって良い刺激になっているのか、今度は僕にテコンドーの指導を始めます。

 息子のように内向的な性格の子にとって、一人で黙々と打ち込めるテコンドーは相性が良いみたいです。練習が苦にならないのか、一人でよく型の練習をしているし、通い始めて3か月を迎える前に黄色帯に昇級もできました。それがまた自信につながり、少しずつ息子の周りから怖いものが消えていっているように感じます。もちろん今では、あれだけ怖がっていた風などまったく気にしなくなりました。

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